さしがねの使い方(フローリング貼りを例にして解説)
さしがねというのは大工の基本的な道具で、これがなければ何ができるだろうと悩んでしまうほど、超重要な大工道具です。
いかにDIYといえど、この「さしがね」だけはどうしても欲しいところです。
さしがねを使った練習
では、さしがねを使って、実際に採寸してみましょう。
下図は少しバチった形の部屋で、敷居や柱があって、この基準線に合わせフローリングを貼っていく、という設定です。
1枚目が完成したとして、次の2枚目を並べるのは難しそうです。
敷居や、いびつな柱に合わせてフローリングをカットしていく必要があります。
自分にはできない、そうお考えの人もでてくるのではないでしょうか。
そこで「さしがね」の出番です。
このさしがねを使って、すき間なくフローリングを貼っていきましょう。
実際に切り墨をつけていこう
2枚目のフローリングを加工するため、2枚目を1枚目のフローリングのサネに差し込んでみましょう。
2枚目のフローリングの長手オスザネ(長手のオレンジ色部分)は必ず基準線に平行になるようにします。
この時、2枚目のフローリングは上図のように基準線より100ミリはみ出していました。
2枚目のフローリングはこのまま平行に100ミリ奥へ送りこめれば1枚目と揃います。
つまり、100ミリ分、敷居や柱の形に合わせる必要があります。
さぁ、さしがねを使って、寸法を出す方法で2枚目を作っていきましょう。
それぞれすき間のかどかどを測っていき、切り墨をつけていきます。
100ミリ送りこむ必要があるのでそれぞれ壁から100ミリのところに墨(赤く表示)をつけます(クリックで拡大)
1の場所から2の場所にかけて、壁が少し斜めになっていますが、これもそれぞれの場所から100ミリずつ寸法をとることでフローリング上の切り墨にもそれが反映されます。
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